家には昔からローランドの電子ピアノがありました。 パソコンとつなげて、VSTのピアノ音源で鳴らしてたりしてたから、単純な「音色」だけならまずまず。
でも、繊細な強弱やペダルといった「曲の表情」 ピアノ全体で共鳴してるわけでない「スピーカーからの発音」では限界があって なるべく早いうちに本物が欲しいな、と思ってた。
実は今年の春先くらいから、あちこちの楽器屋さんで 新品・中古、国産・輸入問わず、ずーっとピアノを試弾して回ってたんだよね。 家のキャパ的にアップライトしか選択がないのだけど、それでも試弾したピアノは100台を軽く超えているはず。
#弘法じゃないから筆選びまくり
そんな感じに試弾しまくってて、候補はいくつか挙がったんだけど、どっちにしても「消去法」で選ぶことになってしまう。 「このピアノじゃないとダメ」っていうんじゃなくてね。
う〜ん==;
そいえば。 「大橋ピアノ」ってどうなんだろう?
「職人のこだわりピアノ」という噂だけは耳にしたことあるけど これまで実物は一度も見たこともないし、ましてや弾いたことなんて。
ここはぐぐって調べてみよう、ようかさん。
・ディアパソンがカワイに買収されたのち、創業者(故大橋幡岩氏)が独立して立ち上げたブランド。 ・「自分の名前を冠することもできないようなピアノは作らん」と 素材にこだわり、しかも1つ1つ職人の手作り。 ・「和製ベヒシュタイン」と例えられる、繊細なタッチと透明感のある音色。 ・これまでに4639台作られ既に生産中止。会社も自主廃業。 ・手にした人は惚れ込んでしまうため、なかなか手放さず、滅多に市場には出てこない。
「職人」「こだわり」という言葉に弱いようかさん。 どこかに置いてないものか調べてみたら・・・・あった♪ 家から行ける範囲に3か所。うち2か所は「在庫あり」、1か所は「入荷予定」。
「入荷予定」のお店は3か所の中で一番遠かったから、「在庫あり」のお店を先に見ていくことにしたのだけど 1か所は弦が伸びてて完全に「観賞用」、もう1か所も「売り切れ」。
・・・・日頃の行い、そんなに悪かったかのぅ==
最後の望みを託して、最後のお店に電話。 「今浜松で修理してるので入荷したら連絡します。売約済みにしておきますから」
やったー♪ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
そしてある日、「修理終わりました」と連絡が。 車で1時間半。ちょっと長旅だけどがんばって行ってきたよ。
お店の外観はお世辞にもきれいとはいえないけど、所狭しとたくさんのピアノが並んでる。 ヤマハ・カワイ・ディアパソンもあったから一応試弾してみたのだけど、やっぱり「何か」が足りない、よう気がする。
さて、お目当ての大橋ピアノさんは、「売約済」の札をつけて、ひっそりとたたずんでおりました。
では、さっそく試弾してみよう。 ぽろろん♪
わー。
すごく繊細な音。 指のアクションがそのまま伝えられている感触。 高音は澄んでいて、低音の響きがまた格別。それでいて、ちっともうるさくないんだよね。 他のアップライトピアノとは全く違うのがよくわかる。 メンテナンスと修理が良かったのか、すごくきれいだし伸びた弦もない。
完全に一目惚れ。その場で即決♪ もう、「きっと幸せにしてみせるよっ」って感じ(笑
ピアノが届いて、いろいろ弾いてみたんだけど。 タッチの差がものすごく素直にでて、「和製ベヒシュタイン」とは言い得て妙。 反面、「ごまかしが効かない」とも言えるかな。
特徴的なのはやはり低音域。 倍音が豊かなのか、とてもよく響きます。 「悲愴」の第2楽章、「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ゆったり系の低音域の曲にはぴったり。
高音域は、アップライトでももっと煌びやかに鳴ってくれるのもあったけど(シュルツポールマンとか) 落ち着いた澄んだ感じで、これはこれで好きです。
さて。あとはピアノに負けないように、腕磨いておかないと。 | |